清洲城

　永禄3（1560）年の桶狭間の戦いに勝利した信長公は、ここ清須から天下統一への第一歩を踏み出しました。本能寺の変でたおれた信長公の跡目を決める清須会議の後、城主は次男信雄となりましたが、関ヶ原以後は松平忠吉、徳川義直と城主が変遷しました。その後、慶長15（1610）年徳川家康は、大阪の豊臣方への防御と災害への備えを目的に、清須城廃城と名古屋城築城を命じ、町の建物、町の機能全てが移転する「清須越」が行われました。これにより尾張の政治・経済・司法の中心は清須から名古屋へ移りました。